arbitration
arbitrationは、紛争当事者が合意の上で中立的な第三者に判断を委ね、その決定に従うという法的な手続きを指します。日本語では仲裁と訳されますが、日常会話で使われる間に入ってなだめるという意味の仲裁とは異なり、法的な拘束力を持つ決定を下すという非常に厳格な手続きであることを意識してください。
類似表現との違い
特に混同しやすいのが mediation(調停)です。日本語ではどちらも仲裁や調停と訳されることがありますが、英語では明確に区別されます。
arbitration: 第三者が最終的な決定を下し、当事者はそれに従う義務があります。裁判に代わる解決手段として機能します。
mediation: 第三者はあくまで話し合いを促進する役割であり、最終的な合意に至るかどうかは当事者の意思に委ねられます。決定権は第三者にありません。
例えば、契約書に arbitration clause(仲裁条項)が含まれている場合、紛争が起きた際に裁判所ではなく仲裁人の判断に従うことが法的に義務付けられます。
使用上の注意点
この単語は主に法律、ビジネス、国際政治などの専門的な文脈で使用されます。友人同士の喧嘩を止めるような場面で arbitration を使うと、あまりに形式的で大げさな印象を与えます。そのような日常的な場面では settle a dispute や intervene といった表現が適切です。
❌ 友人の喧嘩を arbitration した(不自然に形式的です)
✅ 企業の契約上の争いを arbitration で解決した(適切です)
文法的には不可算名詞として扱われることが一般的ですが、具体的な手続きや事例を指す場合には可算名詞として扱われることもあります。
Countable when referring to a specific instance of a legal proceeding (an arbitration). Uncountable when referring to the general legal mechanism or practice of settling disputes.
意味
拘束力のある決定を下す中立的な第三者に紛争を委ねて解決を図る手続き
The company agreed to binding arbitration to avoid a lengthy court trial.
その企業は、長期にわたる裁判を避けるため、拘束力のある仲裁に合意した。
例文
The company agreed to binding arbitration to avoid a lengthy court trial.
その企業は、長期にわたる裁判を避けるため、拘束力のある仲裁に合意した。