sacrifice
/ˈsækɹɪfaɪs/
この単語は、大きく分けて精神的・物質的な放棄と宗教的な儀式という二つの異なる文脈で使われます。前者の場合、より大きな利益や崇高な目的を達成するために、自分が大切にしているものや権利をあえて捨てるという、強い意志を伴う行為を指します。単に何かを失うのではなく、目的を持って自発的に犠牲にするというニュアンスが重要です。
後者の宗教的な文脈では、神や霊的な存在に捧げる供物や、その捧げ物を捧げる行為そのものを指します。現代の日常会話では前者の意味で使われることが圧倒的に多いですが、歴史的な記述や宗教的な話題では後者の意味になるため、文脈による判断が必要です。
類義語との使い分けsacrifice は、強い信念や愛、義務感に基づいて何かを諦める際に使われます。一方で give up は、単に習慣を止めることや、困難に直面して諦めるという、より一般的で軽いニュアンスを含みます。
sacrifice:家族の幸せのために自分の夢を犠牲にする(強い目的意識がある)
give up:難しすぎるので勉強を諦める(挫折や断念のニュアンスが強い)
また、surrender は敵に降伏したり、感情に屈したりすることを指すため、自発的に価値あるものを差し出す sacrifice とは意味合いが異なります。
注意すべき表現と文法
名詞として使う場合は犠牲や供物となりますが、動詞として使う場合は sacrifice A for B(BのためにAを犠牲にする)という形が一般的です。このとき、Aには時間 お金 キャリア 人生など、価値のあるものが置かれます。
❌ I sacrificed my time to the goal.(目的に対して時間を捧げた、という不自然な表現)
✅ I sacrificed my time for the goal.(目的のために時間を犠牲にした)
また、日本語の犠牲になるという表現は、本人の意思に関わらず被害に遭う(例:事故の犠牲になる)という意味で使われることが多いですが、英語の sacrifice は多くの場合、自発的な選択による放棄を意味します。不慮の事故などで命を落とした場合は victim という単語を使うのが適切です。
Countable when referring to a specific act of giving something up or a specific ritual animal. Uncountable when discussing the general concept of self-denial for a cause.
意味
他の事柄のために、価値のあるものを放棄すること
Making a sacrifice for one's children is often seen as an act of love.
子供のために犠牲を払うことは、しばしば愛の行為と見なされる。
宗教的な儀式の一環として、神に捧げられる動物や物品などの供え物
The ancient priests performed a blood sacrifice to appease the gods.
古代の司祭たちは、神々の怒りを鎮めるために血の供物を捧げた。
他の誰かや、より崇高な目的のために、自分が望むものや価値のあるものを諦める
She had to sacrifice her own ambitions to take care of her sick mother.
彼女は病気の母親を介護するために、自身の野心を犠牲にしなければならなかった。
宗教的な犠牲として、殺して捧げる
In some cultures, goats were sacrificed during the spring equinox.
一部の文化では、春分の日に行われる儀式で山羊が捧げられていた。
例文
The parent made a great sacrifice to pay for her college tuition.
親は娘の大学の授業料を払うために、大きな犠牲を払った。
The temple was used for the sacrifice of livestock to the gods.
その寺院は、神々に家畜の供物を捧げるために使われていた。
He had to sacrifice his weekends to finish the project on time.
彼はプロジェクトを期限通りに終わらせるために、週末を犠牲にする必要があった。
The ancient civilization would sacrifice prisoners during the solar eclipse.
古代文明では、日食の間に囚人を捧げていた。