nepotism
nepotismは、単に家族を雇うことではなく、能力や実績ではなく血縁関係という不当な理由で特権を与えるという、強い否定的なニュアンスを持つ言葉です。日本語では親族登用や身内びいきと訳されますが、特に政治やビジネスの文脈で、公的な公正さを欠いた不当な人事が行われた際に使われる批判的な用語です。
類義語との使い分け
似た概念に cronyism がありますが、これらは明確に区別されます。nepotism が家族や親族を対象とするのに対し、cronyism は友人や政治的な仲間など、血縁関係のない親しい人物を不当に優遇することを指します。どちらも不公平な人事である点では共通していますが、対象となる人間関係が異なります。
nepotism:家族・親族への不当な利益供与
cronyism:友人・知人への不当な利益供与
注意すべき表現と文脈
この言葉は、道徳的な非難や法的な問題(汚職など)を伴う文脈で頻繁に登場します。例えば、単に家族経営の会社で家族が働いている状態を指すのではなく、本来であれば競争試験や適正な審査があるべきポジションに、権力者が自分の親族を無理やりねじ込んだ場合にのみ使用されます。
❌ 不適切な例:家族で小さな店を経営しているので nepotism である。
✅ 適切な例:市長が資格のない自分の甥を市役所の要職に就かせたため、nepotism だと激しく非難された。
文法的には不可算名詞として扱われることが一般的であり、特定の行為を指す場合は an act of nepotism のように表現します。
意味
自分の権力や影響力を利用して、家族に職や昇進などの不当な利益を与える慣行
The CEO was accused of nepotism after appointing his daughter as the vice president.
最高経営責任者は、娘を副社長に任命したことで親族登用をしたと非難された。