competence
ある物事を適切に、あるいは効率的に遂行するために必要な知識やスキルを備えている状態を指します。単にできるということではなく、一定の基準を満たした十分な能力があるというニュアンスが含まれます。
能力と適格性の使い分け
日常的な文脈では ability や skill がよく使われますが、competence はよりフォーマルな響きがあり、特に職業上の資格や、教育的な達成基準、あるいは法的な権限など、客観的な基準に基づいた適格性を強調する場合に用いられます。
ability: 生まれ持った才能や、一般的な能力(例:数学的な能力)
competence: 訓練や学習によって得られた、実務レベルで通用する能力(例:業務遂行能力)
法的な文脈での意味
法律の分野では、裁判所などが特定の事件を審理し、決定を下すための正当な管轄権や権限を指します。この意味で使われる場合は、個人のスキルではなく、組織や機関が持つ法的な資格を意味するため注意が必要です。
注意すべき混同
日本語でコンピテンスというカタカナ語が教育学や言語学の専門用語として使われることがありますが、英語の competence はそれよりもはるかに広い範囲で、日常的な有能さから法的な権限までをカバーする言葉です。
意味
何かを成功させたり効率的に行ったりできる能力
His technical competence is well known throughout the industry.
彼の技術的な能力は業界全体に広く知られている。
裁判所や公務員が事件を審理したり決定を下したりするための法的権限
The judge questioned whether the tribunal had the competence to rule on the matter.
裁判官は、その法廷にその問題について裁定を下す管轄権があるのか疑問視した。
例文
The new employee demonstrated great competence in managing the complex project.
新入社員は、複雑なプロジェクトの管理において優れた能力を示した。
The court lacked the competence to handle the international dispute.
その裁判所には、国際的な紛争を扱うための管轄権がなかった。