isotropy
isotropyは、物理学や材料科学、宇宙論などの専門的な文脈で用いられる用語で、方向による性質の差がないことを指します。例えば、ある物質がどの方向から測定しても同じ電気伝導率や屈折率を持つ場合、その物質は等方性であると言えます。対照的に、方向によって性質が異なる状態は anisotropy(異方性)と呼ばれます。
物理的特性と宇宙論における視点
材料科学においては、結晶構造を持たないガラスや液体などは一般的に等方性を示しますが、結晶を持つ固体は方向によって物理的特性が変わるため、異方性を持つことが多いです。一方、宇宙論における isotropy は、観測者がどの方向を向いても宇宙の平均的な外観や物質分布が同じであることを意味し、宇宙原理の根幹をなす概念の一つとなっています。
概念的な使い分けisotropyを理解する際は、homogeneity(均質性)との違いに注意が必要です。homogeneityが場所による違いがないことを指すのに対し、isotropyは方向による違いがないことを指します。例えば、ある空間内のすべての地点で密度が同じであればそれは均質ですが、その地点においてあらゆる方向への物理的特性が同一である場合にのみ、等方性があると言えます。
意味
物質または物理系が、あらゆる方向において同一の物理的特性を持つ性質
The crystal exhibited perfect isotropy when tested for light refraction.
その結晶は、光の屈折を測定した際に完全な等方性を示した。
ある空間内においてあらゆる方向で均一である状態。宇宙論において、宇宙における物質の分布を説明するためにしばしば用いられる
The cosmic microwave background radiation provides strong evidence for the large-scale isotropy of the universe.
宇宙マイクロ波背景放射は、宇宙の大規模な等方性を裏付ける強力な証拠となっている。