indexical
indexicalは、ある記号がその対象と物理的、あるいは因果的な結びつきを持っている状態を指します。例えば、煙が火の存在を示すように、記号そのものが対象を直接的に指し示す性質を持っている場合に用いられます。これは単なる象徴や恣意的な約束事ではなく、現実世界における直接的なつながりに基づいた指標的な関係性を強調する言葉です。
言語学における指標性
言語学の文脈では、特に代名詞や指示詞(ここ、そこ、あれなど)の性質を説明する際に使われます。これらの言葉は、誰が、いつ、どこで話しているかという文脈がなければ具体的な意味が確定しません。このように、意味が発話時の状況に依存して決定される状態を指標的であると表現します。
symbolicとの対比symbolic(象徴的な)との違いを理解することが重要です。symbolicな記号は、社会的な合意や慣習によって意味が決まるため、対象との物理的なつながりは必要ありません(例:鳩が平和の象徴であること)。一方でindexicalな記号は、物理的な因果関係に基づいています(例:足跡が誰かがそこを通ったことを示すこと)。したがって、indexicalはより直接的で実証的な結びつきを伴うニュアンスを持ちます。
意味
煙が火を示すように、直接的な物理的または因果的な結びつきを通じて対象を示す記号に関する様子
The smoke rising from the valley served as an indexical sign of a forest fire.
谷から立ち昇る煙は、森林火災の指標的な記号となった。
言語学や哲学において、代名詞や空間副詞のように、その意味が発話時の文脈に依存する単語や表現である状態
Words like here and there are indexical because their reference changes depending on the location of the speaker.
ここやそこのような単語は、話し手の位置によって参照先が変わるため、指標的である。