cutin
クチン
名詞
cutinは植物の表皮を覆うクチクラ層の主成分であり、非常に疎水性の高いワックス状の物質です。この物質が強固な障壁を形成することで、植物内部からの水分の蒸散を抑制し、同時に外部からの細菌や真菌などの病原体の侵入を防ぐという、生存に不可欠な保護機能を持っています。
生物学的機能と特性cutinはポリエステルの一種であり、その化学的な構造が水を通しにくい性質を生み出しています。特に乾燥地帯に生息する植物や、葉の表面に光沢がある植物において、この層が厚く発達している傾向があります。これにより、過酷な環境下でも細胞内の水分を保持し、脱水を防ぐことが可能になります。
クチクラとの関係
しばしばcuticle(クチクラ)という言葉と混同されますが、厳密には異なります。cutinはクチクラ層を構成する主要な化学物質(ポリマー)の名前であり、cuticleはそのcutinにワックスなどが組み合わさって形成された組織全体の名称を指します。つまり、cutinは材料であり、cuticleはその材料で作られた保護膜であると理解すると分かりやすいでしょう。
意味
名詞クチン
多くの植物のクチクラ層に見られる、ワックス状で撥水性のあるポリエステルポリマーであり、水分の喪失や病原体の侵入を防ぐ保護障壁として機能すること
The plant's leaves are coated in cutin to prevent dehydration in arid climates.
乾燥した気候での脱水を防ぐため、その植物の葉はクチンで覆われている。
関連語
cuticlewaxlipidpolymerestermonomerhydrophobicwaterproofbarrierepidermisstomaleafstemfruitseedplantbotanyphysiologytranspirationevaporationdesiccationosmosisdiffusionpermeabilityprotectionpathogenfungusbacteriainsectpestsecretionbiosynthesisenzymefatty acidglycerolalcoholhydrolysisdegradationlipasemembranecell wallcelluloseligninpectinsuberinsurfacecoatinglayerskindermischlorophyllphotosynthesisstomataguard cellturgorhumidityprecipitationxylemphloemvascular bundleparenchymamesophylltrichomehydrophobicitylipophilicorganic chemistrybiopolymer