symplast
シンプラスト
名詞
symplastは、植物細胞が原形質連絡という小さな孔を通じて互いに連結し、一つの連続した細胞質ネットワークを形成している状態を指します。これにより、水や栄養素、シグナル分子などが細胞壁を介さずに、細胞から細胞へと直接移動することが可能になります。
アポプラストとの対比
植物組織内での物質輸送を理解する上で、symplast(シンプラスト)とapoplast(アポプラスト)の区別は非常に重要です。apoplastが細胞壁や細胞間隙などの細胞外空間を通る経路であるのに対し、symplastは細胞内部の連続的な経路を指します。物質がapoplastからsymplastへ移行するには、細胞膜を通過する必要があるため、ここで選択的な透過性が働きます。
生物学的意義と輸送メカニズム
この系が存在することで、植物は組織全体で効率的に情報を共有し、環境変化に迅速に反応することができます。例えば、根から吸収されたミネラルが導管へと運ばれる際や、ホルモンが特定の組織へ伝達される際に、このsymplast経路が重要な役割を果たします。単なる物理的な通り道ではなく、生きた細胞質を通るため、能動的な輸送や制御が行われる点が特徴です。
意味
名詞シンプラスト
原形質連絡によって連結された植物組織内の原形質体の集合的な系であり、細胞間での分子の直接的な移動を可能にすること
The transport of signaling molecules through the symplast is essential for plant development.
シンプラストを通じたシグナル分子の輸送は、植物の成長に不可欠である。
関連語
apoplastplasmodesmatacytoplasmcellmembraneprotoplastplanttissuetransportdiffusionosmosiscytosolvacuolecell wallphloemxylemparenchymacollenchymasclerenchymaendodermiscasparian stripstelecortexepidermisrootstemleafstomachloroplastmitochondrionnucleusorganellecytoskeletonproteinionsolutesolventwaternutrientsugarsucrosepotassiumcalciummagnesiumhormoneauxincytokiningibberellinabscisic acidsignalingcommunicationpermeabilityselectivityfluxgradientpotentialturgorpressureapoplasticsymplastictranscellularintercellularintracellularcytoplasmic streamingphysiologybotanycytologyhistologyanatomymetabolismhomeostasistransportationconductionsecretionabsorption