scrupulousness
scrupulousnessは、単に丁寧であるということではなく、道徳的な正しさや、細部への完璧なこだわりに対する強い義務感を伴う概念です。日本語では文脈に応じて細心の注意または誠実さと訳し分けられます。
意味の二面性と使い分け
この単語には、大きく分けて二つの方向性のニュアンスがあります。一つは、作業上のミスを一切許さないという徹底した正確さです。例えば、研究データや法的な書類を扱う際に、極めて厳格にチェックを行う様子を指します。もう一つは、良心に従って正しく行動しようとする道徳的な潔白さです。嘘をつかない、不正をしないといった、倫理的な基準に対する厳格さを意味します。
細心の注意としての例: scrupulousness in record-keeping(記録保持における細心の注意)
誠実さとしての例: scrupulousness in business dealings(取引における誠実さ)
類義語との概念的な違いmeticulousnessも細部へのこだわりを意味しますが、こちらは主に形式的な正確さや丁寧さに焦点が当たっています。一方でscrupulousnessは、そこにそうしなければならないという強い道徳的・倫理的な動機や、良心による拘束感が含まれている点が異なります。
また、honestyが単に嘘をつかないことを指すのに対し、scrupulousnessは、あらゆる状況において公正であるために、自らに厳しい基準を課して行動するという、より能動的で厳格な姿勢を強調します。
文法的な注意点
この単語は不可算名詞として扱われるのが一般的です。したがって、a scrupulousnessのように不定冠詞をつけたり、複数形にしたりすることは通常ありません。形容詞形のscrupulous(細心の注意を払った、誠実な)の方が日常会話や文章ではより頻繁に使用されます。
意味
細部に至るまで極めて注意深く、作業のあらゆる部分が正確かつ徹底的に行われるようにする性質
Her scrupulousness in maintaining the archives ensured that no document was ever misplaced.
彼女がアーカイブの維持に細心の注意を払っていたため、書類が紛失することは一度もなかった。
非常に高い道徳的誠実さを持ち、あらゆる取引において厳格に正直であるか公正である性質
The judge was known for his scrupulousness, refusing any gift that might appear to influence his decision.
その裁判官は誠実さで知られており、自身の判断に影響を与えかねない贈り物は一切拒否した。