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bradyzoite

緩徐増殖体
名詞
複数形: bradyzoites

bradyzoiteは、主にトキソプラズマなどの原虫に見られる、代謝活性が低く増殖速度が非常に遅い段階の形態を指します。この形態は宿主の免疫系から逃れ、組織内で長期間生存するための生存戦略であり、通常は組織嚢と呼ばれる構造の中に封じ込められています。

タキゾイトとの対比

急性感染期に現れる tachyzoite(速増殖体)が急速に分裂し、組織を破壊しながら広がるのに対し、bradyzoiteは休眠に近い状態で潜伏します。免疫反応が強まると、tachyzoiteからbradyzoiteへと分化し、慢性感染へと移行します。このため、臨床的には急性期の激しい炎症から、長期的な潜伏状態への変化を象徴する用語として用いられます。

医学的および生物学的意義

bradyzoiteの最大の特徴は、宿主の免疫攻撃を回避して脳や筋肉などの組織に永続的に留まる能力にあります。これにより、一度感染すると完全に排除することが困難になります。また、免疫不全状態になった際に再び tachyzoiteへと再活性化し、全身に再播種されるリスクがあるため、医学的な監視において非常に重要な指標となります。

意味

名詞緩徐増殖体

特定の原虫寄生虫、特にトキソプラズマ・ゴンディイの緩慢に発達する段階であり、組織嚢内で休眠状態にあることが特徴であること

The presence of bradyzoites in the brain tissue indicates a chronic infection.

脳組織に緩徐増殖体が存在することは、慢性感染を示している。

関連語

Last Updated: July 13, 2026Report an Error