nominal value
nominal valueは、文脈によって額面価値と名目価値という二つの異なる重要な意味を持ちます。前者は金融商品などの証書に記載された固定的な金額を指し、後者は経済学においてインフレなどの物価変動を考慮しない数値上の価値を指します。
額面価値と名目価値の使い分け
金融の文脈でnominal valueが使われる場合、それは債券や株式の証書に明記されている金額(額面)を意味します。これは市場で取引される価格(市場価値)とは異なる場合が多く、償還時に支払われる金額の基準となります。
一方で、経済統計やマクロ経済の文脈では、物価上昇の影響を除外せずに計算された名目上の数値を指します。この場合、対照的に物価変動を調整した価値はreal value(実質価値)と呼ばれます。
実務上の注意点
特に経済分析において、nominal value(名目価値)だけを見て判断すると、インフレによって通貨の購買力が低下している実態を見落とす可能性があります。例えば、給与の名目価値が上昇していても、物価上昇率がそれを上回っていれば、実質的な生活水準は低下していることになります。そのため、分析の目的が数値上の記録なのか実際の購買力なのかによって、nominal valueとreal valueを厳格に使い分ける必要があります。
意味
債券や株式などの有価証券の証書に記載されている金額
The bond has a nominal value of one thousand dollars.
その債券の額面価値は千ドルである。
インフレ調整を行わず、現在の価格で表した通貨や資産の価値
The nominal value of the property has increased, though its real value remains the same.
不動産の名目価値は上昇したが、実質価値は変わらないままである。