marginal cost
marginal costは経済学や経営学における基本的な概念であり、生産量をわずかに増加させた際に、追加でどれだけの費用がかかるかに焦点を当てた指標です。単なる平均費用とは異なり、特定の時点での追加分のコストを測定するため、企業の生産決定や価格戦略において極めて重要な役割を果たします。
意思決定における役割
企業が生産量を増やすべきかどうかを判断する際、marginal costをmarginal revenue(限界収入)と比較します。追加の1単位を生産することで得られる収入が、その生産にかかるmarginal costを上回っている限り、生産を増やすことで利益を最大化できると考えられます。逆に、marginal costが収入を上回れば、生産を増やすことは損失につながります。
平均費用との違い
よく混同される概念にaverage cost(平均費用)がありますが、これらは明確に異なります。average costは総費用を全生産量で割ったもので、全体の効率性を示します。一方でmarginal costは、次の一歩を踏み出すためのコストであり、動的な変化を捉えるものです。例えば、工場に新しい設備を導入した直後は、一時的にmarginal costが低下し、それに伴ってaverage costも徐々に押し下げられるという関係性にあります。
意味
財またはサービスの生産量を1単位増やしたときに発生する総費用の増加分のこと
The company calculated that the marginal cost of producing one additional smartphone was fifty dollars.
その会社は、スマートフォンをもう1台追加で生産するための限界費用を50ドルと算出した。