completely
completelyは、ある状態や動作が、不足している部分が全くない完全な状態であることを強調します。日本語では文脈に応じて完全にや全面的にと訳されますが、単に全部という意味ではなく、質的な充足感や、不可逆的な変化、あるいは妥協のない同意など、極限まで到達した状態を指すのが特徴です。
例えば、建物が破壊された場合にcompletelyを使うと、修復不可能なほど徹底的に壊れたというニュアンスになります。また、意見への同意に用いる場合は、部分的な賛成ではなく、一切の疑念や保留がない全面的にという強い肯定を表します。
類義語との使い分けcompletelyは、状態の完結や程度を強調しますが、他の類義語とは以下のようなニュアンスの違いがあります。
totally: completelyとほぼ同じ意味で使われますが、より口語的で感情的な強調が含まれる傾向があります。特に否定文で全く〜ないと強調する際によく使われます。
entirely: 全体としてという視点が強く、構成要素のすべてが含まれていることを強調します。completelyが程度に焦点を当てるのに対し、entirelyは範囲に焦点を当てる傾向があります。
absolutely: 絶対的にという意味で、主観的な確信や、議論の余地がない断定的な強調に用いられます。
注意すべき表現と誤用
日本語の完全には、時に完璧に(perfectly)という意味で使われますが、英語のcompletelyはあくまで100パーセント、すべてという量や程度の充足を意味します。そのため、完璧な仕事をしたと言いたい場合にcompletelyを使うと不自然になります。
❌ I completely finished the task. (単に終わらせたという事実を強調しすぎており、完璧にこなしたという意味にはなりません)
⭕ I perfectly executed the task. (質的に完璧であったことを示す場合はperfectlyを使用します)
また、completelyは形容詞や動詞を修飾しますが、文脈によって全面的にという訳が適切か、完全にという訳が適切かを見極める必要があります。
完全に: The city was completely destroyed. (物理的な破壊の程度が最大であること)
全面的に: I completely agree with your decision. (同意の範囲に例外がないこと)
意味
最大限の範囲や程度まで。全く
The building was completely destroyed by the fire.
その建物は火災によって完全に破壊された。
絶対的な方法で、あるいは例外や限定がない状態で
I completely agree with your assessment of the situation.
私はあなたの状況判断に全面的に同意します。