absolutism
政治的な権力構造としての意味
absolutismは、主に歴史的な文脈で、国王などの単一の統治者が法や議会による制限を受けることなく、国家の全権力を握る政治体制を指します。日本語では絶対主義や絶対王政と訳されます。権力が集中している状態を強調するため、民主主義や立憲主義とは対極にある概念として扱われます。
哲学・倫理学的な視点からの意味
政治的な意味以外に、道徳や真理に関する哲学的な信念を指す場合があります。これは、状況や文脈によって正解が変わるのではなく、あらゆる時と場所で普遍的に適用される絶対的な基準が存在するという考え方です。相対主義(relativism)と対比させて理解することが重要です。
政治的文脈: The era of absolutism(絶対主義の時代)
道徳的文脈: moral absolutism(道徳的絶対主義)
注意すべき点
日本語で絶対的という言葉は、日常会話で絶対に(絶対に合格する)のように強調として使われますが、英語のabsolutismはあくまで主義や体制という体系的な概念を指す名詞です。単に絶対的なという形容詞を使いたい場合は absolute を使用してください。
意味
単一の統治者が国家とその国民に対して完全かつ無制限の権力を保持する政治体制
"The era of royal absolutism in France reached its peak under Louis XIV."
フランスにおける王政絶対主義の時代は、ルイ14世の下で頂点に達した。
文脈や文化に関わらず、すべての人に適用される普遍的で客観的かつ不変の道徳的真理が存在するという倫理的信念
"Moral absolutism rejects the idea that right and wrong are determined by individual preference or social convention."
道徳的絶対主義は、正誤が個人の好みや社会的慣習によって決定されるという考えを否定する。