entirety
entiretyは、あるものが断片的にではなく、一つのまとまりとして完全に揃っている状態や、その総量を指します。日本語では全体や全部と訳されますが、単に量が多いことではなく、欠けている部分が一つもないという完全性のニュアンスが強く含まれます。
概念的な使い分け
entiretyは、特に in its entirety という慣用句の形で頻繁に使われます。これは(一部ではなく)最初から最後まで完全にや全面的にという意味になります。例えば、文書の一部ではなく全ページを読んだ場合や、計画の断片ではなく全容を把握した場合に適切です。
❌ I read a part of the book in its entirety.(一部を完全に読んだ、という矛盾した表現になります)
✅ I read the book in its entirety.(本を最初から最後まで全て読んだ)
類義語との違い
total や sum も合計や総計を意味しますが、これらは主に数値的な計算結果に焦点を当てた言葉です。一方で entirety は、物理的な物体や抽象的な概念(権利、計画、物語など)が、分割されずに一つの完結した状態であることを強調します。また、whole は形容詞として全体のと使われることが多いですが、entirety は名詞として全体であることという状態や概念を表現する際に用いられます。
意味
完全であること、または欠けていない状態。あるものの総量や合計
"The project was completed in its entirety."
詳細に漏れがないか確認するため、計画は全体的に見直された。
特定のものの全体。特に、単一の単位や実体として考えられる場合
資金の全部が地元の病院に寄付された。