airlock
airlockは、気圧や空気の組成が異なる二つの空間を隔てるための緩衝地帯を指します。最も一般的なイメージはSF映画などの宇宙船ですが、実際には高度な衛生管理が求められる医療施設や、危険な化学物質を扱う研究所などの実在する施設でも不可欠な設備です。基本的には、一方の扉を閉めて気密性を確保してからもう一方の扉を開けるという手順を踏むことで、内部の空気が外部に漏れたり、外部の汚染物質が内部に侵入したりすることを防ぎます。
宇宙空間と地上での用途の違い
宇宙船におけるairlockは、主に真空状態である宇宙空間と、人間が生存可能な加圧状態の船内を切り替えるために使用されます。ここでは、急激な減圧による事故を防ぐことが最優先されます。
一方で、地上でのairlockはクリーンルームやバイオセーフティレベルの高い研究室などで利用されます。この場合の目的は、空気中の塵や細菌、ウイルスなどの微粒子が室内に侵入することを防ぐこと、あるいは内部の有害物質が外に漏れ出すのを阻止することにあります。
類似概念との区別airlockは物理的な構造物を指しますが、単なる扉(door)やゲート(gate)とは異なります。単一の扉では、開けた瞬間に二つの空間が直接つながってしまいますが、airlockは二重の扉を持つ室(chamber)であるため、中間領域として機能します。また、潜水病を防ぐための減圧室(decompression chamber)も一種のairlock的な機能を持ちますが、airlockはより広義に、異なる環境間の移行区間としての役割を強調する言葉です。
意味
宇宙船と宇宙空間のような、空気圧の異なる二つの環境の間で、空気を逃がさずに移動できるように設計された、二つの気密扉を持つ小さな室のこと
The astronauts entered the airlock before stepping out into the void of space.
宇宙飛行士たちは、宇宙の真空地帯へ出る前にエアロックに入った。
汚染物質の侵入や有害物質の流出を防ぐために、特殊な建物や研究所で使用される加圧室のこと
The laboratory entrance features a high-tech airlock to maintain a sterile environment.
その研究所の入り口には、無菌状態を維持するためのハイテクなエアロックが備わっている。