seepage
液体が多孔質の物質や小さな隙間を通り抜けてゆっくりと移動する現象を指します。単に液体が漏れることではなく、材料の内部をじわじわと通り抜けるという浸透のプロセスや、その結果として液体が外に染み出す漏出の状態に重点が置かれます。
土木工学や地質学などの専門的な文脈で頻繁に使われ、ダムの壁から水が染み出したり、地下水が地表に現れたりする状況を表現する際に非常に適切です。日常的な文脈では、壁に雨水が染み込んでくるような状況で使われます。
類義語との使い分けleak と混同されやすいですが、leak は配管の破裂や穴など、明確な破損箇所から液体が勢いよく、あるいは不意に漏れ出すニュアンスが強い言葉です。対して seepage は、物質の微細な隙間を通り抜けるため、動きが非常に緩やかで、じわじわと広がる感覚を伴います。
❌ seepage in the pipe(配管からの漏水には leak が適切です)
✅ seepage through the concrete wall(コンクリート壁からの浸透・漏出)
注意すべき表現
日本語では浸透と漏出という異なる訳語が当てられますが、英語の seepage はその両方のプロセス(中を通ることと、外に出ること)を包括する概念です。文脈に応じて、液体が材料の中を移動していることに注目すれば浸透、結果として外に漏れ出していることに注目すれば漏出と訳し分ける必要があります。
意味
多孔質の材料や小さな穴を通って液体がゆっくりと移動すること
The engineers noticed significant water seepage through the concrete dam wall.
技術者たちは、コンクリート製のダムの壁からかなりの量の水が浸透していることに気づいた。
容器や区域から液体がゆっくりと漏れ出す過程
The slow seepage of oil from the old tank contaminated the surrounding soil.
古いタンクから油がゆっくりと漏出したことで、周囲の土壌が汚染された。