pleomorphism
pleomorphismは、生物学や医学という専門的な文脈で使われる用語であり、基本的には形態が一定ではないことを指します。文脈によって、微生物の適応能力を指す場合と、病理学的な異常状態を指す場合で、そのニュアンスが大きく異なります。
微生物学における適応的な変化
微生物学の分野では、細菌などが周囲の環境(栄養状態や温度など)に合わせて、自らの形状や大きさを柔軟に変化させる能力を指します。これは生存戦略としての能動的な変化であり、必ずしも病的な状態を意味するわけではありません。
病理学における診断的指標
一方で、病理学の文脈では、細胞や核の大きさや形が不揃いである状態を指します。特に癌などの悪性腫瘍において、細胞が正常な形態を失い、不規則に変化している様子を表現する際に用いられます。この場合、pleomorphismが顕著であることは、腫瘍の悪性度が高いことを示す重要な診断指標となります。
意味
一部の微生物が環境条件に応じて、自身の形状や大きさを変化させる能力のこと
The bacteria exhibited pleomorphism when shifted from a nutrient-rich broth to a saline solution.
細菌を栄養豊富な培養液から生理食塩水に移したところ、多形性を示した。
組織や器官内の細胞の大きさや形状が不揃いである状態で、病理学において悪性腫瘍の診断指標となることが多いこと
The pathologist noted significant nuclear pleomorphism in the biopsy sample, suggesting a high-grade carcinoma.
病理医は生検サンプルに顕著な核の多形性を認め、高悪性度の癌であることを示唆した。