illiquid
illiquidは、主に金融や経済の文脈で使用される専門的な用語です。一般的に、資産を現金化しようとした際に、市場価格を大幅に下げなければ売却できない、あるいは買い手が見つかるまでに長い時間がかかる状態を指します。対義語であるliquid(流動性の高い)が、いつでもすぐに現金に換えられる状態を指すのに対し、illiquidは資産としての価値はあっても、即座に利用可能な資金に変換できないという不便さやリスクを強調します。
資産と市場における使い分け
この単語は、個別の資産と、それらが取引される市場の両方に適用されます。
資産への適用:不動産や美術品、未公開株などは、売却に時間がかかるため、典型的なilliquidな資産とされます。
市場への適用:取引量が極めて少なく、買い手と売り手のマッチングが困難な市場をilliquid market(流動性の低い市場)と呼びます。このような市場では、少額の取引であっても価格が激しく変動しやすいため、投資上のリスクが高くなります。
類義語との概念的な違いworthless(価値のない)という言葉と混同しないよう注意が必要です。illiquidな資産は、必ずしも価値がないわけではありません。むしろ、非常に高い価値を持っていても、それを現金に換える手段が制限されている状態を指します。例えば、数億円の価値がある土地を持っていても、買い手が見つからなければ、その時点での資金繰りにおいてはilliquidな状態にあると言えます。
意味
価値の大幅な損失なしに、迅速に現金に換えることができない資産の状態である様子
The real estate market became illiquid during the financial crisis.
金融危機の間、不動産市場は流動性が低くなった。
買い手と売り手が少なく、資産を安定した価格で取引することが困難な市場である状態
Investors are often reluctant to enter an illiquid market due to the risk of price volatility.
投資家は、価格変動のリスクがあるため、流動性の低い市場への参入をためらうことが多い。