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paralogue

パラログ
名詞
複数形: paralogues

paralogueは、一つの生物のゲノム内で遺伝子が重複して生じたコピーを指します。もともとは同じ遺伝子でしたが、時間の経過とともにそれぞれのコピーが異なる変異を蓄積し、結果として異なる機能を持つようになることが一般的です。これにより、生物は新しい生物学的機能を獲得したり、既存の機能をより専門化させたりすることが可能になります。

orthologueとの違い

混同されやすい概念にorthologue(オーソログ)があります。orthologueは、種分化によって異なる種に分かれた同一の遺伝子を指し、通常は種を越えてほぼ同じ機能を保持しています。一方でparalogueは、同一種内での重複によって生じるため、機能の分化(ダイバージェンス)が起こりやすいという特徴があります。

orthologue:種が分かれたことで分かれた遺伝子(機能が維持されやすい)
paralogue:ゲノム内で重複して増えた遺伝子(新しい機能を得やすい)

生物学的意義と機能分化

paralogueの存在は、進化における重要な原動力となります。重複した遺伝子の一方が元の機能を維持し、もう一方が自由に変異できるため、生存に不可欠な機能を損なうことなく、新しい役割を試行錯誤できるからです。例えば、血液中の酸素輸送を担うヘモグロビンと、胎児期に特化した機能を持つヘモグロビンなどは、このような遺伝子重複と分化の結果として生まれたparalogueの例と言えます。

意味

名詞パラログ

単一のゲノム内での重複によって別の遺伝子と関連し、時間の経過とともに新しい機能を獲得することが多い遺伝子のこと

The researchers identified a paralogue of the ancestral protein that had acquired a specialized role in liver metabolism.

研究者たちは、肝臓の代謝において特殊な役割を獲得した祖先タンパク質のパラログを特定した。

関連語

Last Updated: May 2026Report an Error