D
Dicread
HomeDictionaryAallosteric

allosteric

アロステリックな
形容詞

概念的な意味とニュアンス

allostericは、生物化学や薬理学の専門用語であり、タンパク質や酵素の形が変わることで機能が制御される仕組みを指します。通常、酵素には基質が結合する活性部位がありますが、allostericな調節では、その活性部位とは全く別の場所(アロステリック部位)に特定の分子が結合します。これによりタンパク質の立体構造が変化し、結果として活性部位の働きが強まったり、逆に弱まったりします。

日本語ではアロステリックなと訳されますが、これは単なる状態ではなく、一種のスイッチのような動的な制御メカニズムを意味します。例えば、ある物質が結合することで酵素がオンになり、別の物質が結合することでオフになるという、細胞内の精密なフィードバック制御において不可欠な概念です。

類義語との使い分け

allostericは、特定の結合部位による構造変化を伴う調節を指すため、単に阻害するという意味の inhibitory活性化させるという意味の activating とは異なります。inhibitory は結果としての状態(抑制されていること)を指しますが、allosteric はその抑制がどの部位で、どのように行われたかというメカニズムに焦点を当てた言葉です。

allosteric inhibition: 活性部位以外の場所に阻害剤が結合して、酵素の働きを止めること
competitive inhibition: 阻害剤が活性部位に直接入り込み、基質と競合して働きを止めること

学習上の注意点

この単語は非常に専門的なため、日常会話で使われることはまずありません。学術論文や教科書で登場しますが、カタカナ表記のアロステリックとしてそのまま定着しています。英語の allosteric を日本語に訳す際は、文脈に応じてアロステリックなまたはアロステリック調節によると補足すると、より自然な専門文になります。

意味

形容詞アロステリックな

活性部位とは異なる部位にエフェクター分子が結合することによって、酵素やタンパク質が調節される様子

The allosteric inhibitor prevents the enzyme from binding to its substrate.

アロステリック阻害剤が、酵素とその基質の結合を妨げる。

関連語

Last Updated: May 2026Report an Error