isoform
isoformは、生物学や生化学の専門的な文脈で使用される用語です。基本的には、同じ遺伝子から転写後のスプライシングなどの過程を経て、わずかに異なる構造を持つタンパク質が生成される現象を指します。これらは機能的に非常に似ていますが、組織特異的な発現や、反応速度、親和性の違いなど、微妙な物理的特性の差を持つことが特徴です。
アイソフォームと類似概念の区別isoformは、しばしばvariantやhomologといった言葉と混同されますが、明確な違いがあります。variantはより広義に変異体を指し、遺伝子突然変異による個体差を含む場合があります。一方でisoformは、正常な生物学的プロセス(選択的スプライシングなど)によって生じる、同一種内での構造的バリエーションを指します。また、homologは異なる種の間で共通の祖先を持つ遺伝子を指すため、同一個体内のタンパク質の形態を指すisoformとはスケールが異なります。
実用的な使用例と文脈
研究論文や医学的な報告書では、特定の疾患がどのアイソフォームの異常によって引き起こされているかを特定することが重要視されます。例えば、特定の組織でのみ発現するアイソフォームや薬物に対する感受性が異なるアイソフォームといった表現で用いられます。日本語の専門用語としてもそのままアイソフォームとして定着しており、カタカナ表記で記述されるのが一般的です。
意味
同一の遺伝子または密接に関連する遺伝子から生成される、同じタンパク質のいくつかの異なる形態の一つであり、同様の機能を果たすが、異なるアミノ酸配列や物理的特性を持つタンパク質または酵素のこと
The heart and skeletal muscle express different isoforms of the myosin heavy chain.
心筋と骨格筋では、ミオシン重鎖の異なるアイソフォームが発現している。