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macrostate

マクロ状態
名詞
複数形: macrostates

macrostateは、物理学、特に統計力学において、系の全体的な性質を記述するために用いられる概念です。個々の粒子がどのような位置にあり、どのような速度で動いているかという詳細な情報は無視し、温度、圧力、体積といった観測可能な変数のみに注目して系の状態を定義します。

microstateとの対比

この概念を理解する上で最も重要なのは、microstate(ミクロ状態)との違いです。microstateが系を構成するすべての粒子の位置と運動量という詳細な構成を指すのに対し、macrostateはそれらをひとまとめにした統計的な平均状態を指します。一つのmacrostateには、それを実現し得る膨大な数のmicrostateが存在します。例えば、ある温度と圧力にある気体という一つのマクロ状態は、分子の配置が異なる無数のミクロ状態によって構成されています。

熱力学的視点と統計的性質

実用上の文脈では、系の平衡状態を議論する際に不可欠な用語です。系がどのマクロ状態にあるかによって、その状態の確率やエントロピーが決定されます。物理学の議論において、個別の粒子の挙動を追うのではなく、系全体の挙動を記述したい場合にこの用語が使用されます。

意味

名詞マクロ状態

個々の粒子の具体的な配置に関わらず、圧力、体積、温度などのマクロな特性によって定義される熱力学系の全体的な状態のこと

The system reached a stable macrostate after the heat source was removed.

熱源が取り除かれた後、システムは安定したマクロ状態に達した。

関連語

Last Updated: July 13, 2026Report an Error