D
Dicread
HomeDictionaryPpartition function

partition function

分配関数 / 分割関数
名詞
複数形: partition functions

partition functionは、物理学の統計力学と数学の組合せ論という、全く異なる二つの分野で用いられる専門用語です。文脈によって指し示す概念が完全に異なるため、どの学問領域のテキストを読んでいるかを正確に把握することが重要です。

統計力学における役割

物理学の文脈では、系が取り得るすべての状態の重み付き和として定義されます。これは単なる数値ではなく、系の自由エネルギーやエントロピーといった熱力学的な量へと繋がる架け橋となる極めて重要な関数です。一般的に、ボルツマン分布に基づいた状態の集計を意味し、物理的な系の平衡状態を解析する際に不可欠なツールとなります。

組合せ論における役割

数学の組合せ論におけるpartition functionは、ある正の整数を、順序を無視して正の整数の和として書き分ける方法の総数を求める関数を指します。例えば、数字4を分割する方法は3+12+22+1+11+1+1+1の5通りあるため、この場合の分割関数は5となります。これは数論や離散数学における重要な概念であり、物理学の概念とは数学的な構造が根本的に異なります。

意味

名詞分配関数

統計力学において、熱力学的平衡状態にある系の統計的性質を記述する数学的関数であり、具体的にはボルツマン因子のすべての可能な状態にわたる和であること

The partition function is essential for calculating the free energy of the system.

系の自由エネルギーを計算するには、分配関数が不可欠である。

名詞分割関数

組合せ論において、正の整数を順序に関係なく正の整数の和として表す方法の数を数える関数であること

The partition function p(n) grows rapidly as n increases.

分割関数 `p(n)` は、`n` が増加するにつれて急速に増大する。

関連語

Last Updated: July 15, 2026Report an Error