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pseudothecium

偽子嚢殻
名詞
複数形: pseudothecia

pseudotheciumは、菌類学における専門的な形態学的用語です。一般的な子嚢殻(perithecium)が、子嚢が形成されるのと同時に殻自体が形成されるのに対し、pseudotheciumはあらかじめ形成された組織(ストロマ)の中に、後から子嚢が作られるという構造的な違いがあります。このため、日本語ではという字を用いて偽子嚢殻と訳されます。

形態的な特徴と識別点

この構造の最大の特徴は、子嚢が既存の組織塊の中に埋め込まれている点にあります。顕微鏡観察において、殻の壁がどのように形成されたかを確認することで、真の子嚢殻であるperitheciumと区別します。このような微細な構造の違いは、菌類の分類や種の特定において極めて重要な指標となります。

学術的な文脈での使用

この用語は主に植物病理学や菌類学の論文、専門書などの非常にフォーマルな学術的文脈で使用されます。日常会話で使われることはまずありません。例えば、特定の病原菌のライフサイクルを説明する際に、胞子が偽子嚢殻の中で成熟するといった形で用いられます。

意味

名詞偽子嚢殻

ある種の子嚢菌類に見られるフラスコ型の子実体で、新しく形成された空洞内ではなく、既存の組織塊の中に子嚢が形成されることが特徴であること

The mycologist examined the pseudothecium under a microscope to identify the fungal species.

菌類学者は、菌種を特定するために顕微鏡で偽子嚢殻を調べた。

関連語

Last Updated: May 2026Report an Error