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magnon

マグノン
名詞
複数形: magnons

magnonは、強磁性体や反強磁性体などの磁性体において、スピンの向きが波のように伝播する現象であるスピン波を、量子力学的に粒子として扱った準粒子です。個々の電子のスピンが反転するのではなく、隣接するスピン同士が相互作用し、集団的に励起されることで発生します。

物理的な概念と役割

この概念は、固体物理学における磁気的な励起状態を記述するために不可欠です。例えば、温度が上昇するとmagnonが生成され、それが磁化を減少させる原因となります。これにより、物質の磁気的な性質や熱伝導率などの物理的特性を理論的に解析することが可能になります。

フォノンとの比較

結晶格子の振動を量子化したphonon(フォノン)と非常によく似た概念です。phononが原子の位置の変位に伴う振動であるのに対し、magnonはスピンの方向の変化に伴う振動であるという点が異なります。どちらも実在する粒子ではなく、集団的な振る舞いを簡略化して扱うための準粒子という枠組みで定義されています。

意味

名詞マグノン

結晶格子における電子のスピン構造の集団励起、特にスピン波を表す準粒子であること

The researchers measured the dispersion relation of the magnon in the ferromagnetic thin film.

研究者たちは、強磁性薄膜におけるマグノンの分散関係を測定した。

関連語

Last Updated: May 2026Report an Error