ethnocentric
ethnocentricは、単に自分の文化を大切にするということではなく、自分の属する民族や文化を絶対的な基準とし、それ以外の文化を劣ったもの、あるいは不自然なものとして判断する強い偏見を含んだ言葉です。社会学や人類学などの学術的な文脈で使われることが多いですが、日常会話では、他者の文化に対する不寛容さや、狭い視野を持っていることを批判的に指摘する際に用いられます。
文化相対主義との対比
この言葉は、cultural relativism(文化相対主義)という概念の対極に位置します。cultural relativismがそれぞれの文化には独自の価値があり、外部の基準で判断すべきではないと考えるのに対し、ethnocentricな視点を持つ人は、自分の文化の価値観を普遍的な正解であると信じ込み、他の文化をその基準に照らして間違いだと評価してしまいます。
使用上の注意点
この単語は基本的にネガティブなニュアンスで使われます。例えば、以下のような文脈で活用されます。
相手の習慣を奇妙だと決めつける態度を ethnocentric attitude と呼び、批判します。
歴史的な分析において、特定の視点が ethnocentric bias(自民族中心的な偏向)に陥っていることを指摘します。
単に愛国心があることや伝統を重んじることとは異なり、他者への優越感や排他性が伴う状態を指す点に注意してください。
意味
自分の民族集団や文化が他のあらゆるものより優れていると信じている状態
The scholar criticized the ethnocentric bias present in the early colonial historical accounts.
その学者は、初期の植民地時代の歴史記述に見られる自民族中心的な偏向を批判した。
自分自身の文化の基準や価値観のみに基づいて、他の文化や社会を評価する様子
An ethnocentric perspective often leads to misunderstandings when interpreting the social customs of foreign populations.
自民族中心的な視点は、外国の人々の社会習慣を解釈する際に、しばしば誤解を招く。