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periplasm

ペリプラズム
名詞

periplasmは、主にグラム陰性細菌に特有の構造を指す専門用語です。細胞質膜(内膜)と外膜に挟まれた空間であり、単なる隙間ではなく、親水性のゲル状の物質で満たされています。この領域には、栄養素を細胞内に取り込むための結合タンパク質や、不要な物質を分解する酵素などが高濃度に蓄積されており、細胞の生存に不可欠な化学反応の場として機能しています。

生物学的機能と重要性

この領域は、細胞外環境と細胞質との間の緩衝地帯として機能します。例えば、抗生物質を分解する酵素(ベータ・ラクタマーゼなど)がここに配置されることで、薬剤が細胞内部に到達する前に無害化させることが可能です。また、外膜を通過してきた小さな分子を捕捉し、効率的に内膜へと輸送する役割も担っています。

用語の使い分け

細菌学の文脈では、periplasmic space(ペリプラズム空間)という表現も頻繁に使われます。periplasmがその領域に含まれる物質や成分全体を指す傾向があるのに対し、periplasmic spaceは物理的な空間としての側面に焦点を当てた表現です。どちらも日本語では一般的にペリプラズムと訳されますが、構造的な隙間を強調したい場合には後者が好まれます。

意味

名詞ペリプラズム

グラム陰性細菌において、内膜と外膜の間に位置し、酵素やタンパク質を含むゲル状の領域であること

The periplasm plays a crucial role in nutrient transport and protein folding in Gram-negative bacteria.

ペリプラズムは、グラム陰性細菌における栄養輸送やタンパク質の折り畳みにおいて重要な役割を果たす。

関連語

Last Updated: July 12, 2026Report an Error