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lipopolysaccharide

リポ多糖
名詞

lipopolysaccharideは、主にグラム陰性菌の細胞外膜に存在する複雑な分子であり、医学や生物学の文脈では内毒素として非常に重要な役割を果たします。この物質が血流に流入すると、生体の免疫系が過剰に反応し、激しい炎症や敗血症などの深刻な状態を引き起こすため、臨床的に極めて警戒される物質です。

免疫反応における役割

生体にとってlipopolysaccharideは、侵入した細菌を検知するための強力なシグナルとして機能します。マクロファージなどの免疫細胞がこの分子を認識すると、サイトカインなどの炎症性物質が放出され、細菌を排除するための防御反応が始まります。しかし、この反応が制御不能なレベルで起こると、全身性炎症反応症候群(SIRS)に至る危険があります。

専門用語としての使い分け

学術的な場面では、略称であるLPSとして表記されることが一般的です。また、endotoxin(内毒素)という言葉とほぼ同義で使われますが、endotoxinはより広い意味での毒素を指すのに対し、lipopolysaccharideはその化学的な構造(脂質と多糖類の複合体であること)を具体的に指す用語であるという点に違いがあります。

意味

名詞リポ多糖

脂質と多糖類からなる巨大分子で、グラム陰性菌の外膜に存在し、哺乳類に強い免疫反応を引き起こす内毒素として作用すること

The patient exhibited a severe inflammatory response due to the presence of lipopolysaccharide in the bloodstream.

血流中にリポ多糖が存在したため、患者に激しい炎症反応が現れた。

関連語

Last Updated: July 6, 2026Report an Error