palliative care
palliative careは、単に末期の患者に対するケアだけではなく、診断された時点から治療と並行して提供される包括的なアプローチを指します。身体的な痛みだけでなく、精神的な苦痛や社会的な悩み、スピリチュアルな不安など、患者が抱える多面的なストレスを軽減し、生活の質を維持することに主眼が置かれています。
ホスピスケアとの違い
混同されやすい概念にhospice careがありますが、これらは明確に区別されます。hospice careは一般的に、治癒が見込めない末期段階にある患者が人生の最期を穏やかに過ごすためのケアを指します。一方でpalliative careは、病気の進行度に関わらず、積極的な治療(抗がん剤治療など)を受けている段階から導入することが可能です。つまり、hospice careはpalliative careという広い概念の中に含まれる一つの形態であると言えます。
運用のポイントと注意点
この言葉を使用する際は、それが治療の放棄を意味するのではなく、治療とケアの両立を目指すものであるという文脈が重要です。例えば、以下のような使い分けがなされます。
積極的な治療を行いながら、副作用や痛みを抑えるためにpalliative careを導入する。
治癒が困難な段階に達し、人生の最終段階における快適さを優先してhospice careへ移行する。
意味
患者と家族の両方の生活の質を向上させるため、深刻な疾患による症状やストレスの軽減に焦点を当てた専門的な医療ケアのこと
The patient was referred to palliative care to manage her chronic pain and respiratory distress.
患者は慢性的な痛みと呼吸困難を管理するため、緩和ケアに紹介された。