compassion
感情的な共感と行動への意欲
compassion は、単に相手をかわいそうに思う pity や、相手の感情を共有する empathy とは異なります。最大の特徴は、相手の苦しみを取り除きたい、あるいは助けたいという能動的な願いや慈愛の心が含まれている点です。単なる同情にとどまらず、相手に対する深い思いやりと、それを具体的な助けに繋げようとする精神的な姿勢を指します。
類義語との使い分け
pity: 相手を自分より下の立場として見る、あるいは気の毒に思うというニュアンスが強く、時に相手に不快感を与える可能性があります。一方、compassion は相手への敬意と平等な視点に基づいた深い慈しみです。
sympathy: 相手の不幸に対して共感する 同情するという感情的な反応を指しますが、必ずしも助けたいという強い意志を伴うとは限りません。
empathy: 相手の立場に立って、その感情を自分のことのように体験することを指します。compassion はこの empathy をベースにしつつ、さらに救済という目的が加わった状態と言えます。
文脈による使い分けの例
❌ I feel pity for the victims. (被害者を哀れに思う。※上から目線に聞こえる場合があります)
✅ We must treat all suffering people with compassion. (苦しんでいるすべての人々に慈しみを持って接しなければならない)
文法的には不可算名詞として扱われることが一般的であり、show compassion(慈悲を示す)や have compassion for someone(誰かに慈しみを抱く)といった形で頻繁に使用されます。
意味
他者の苦しみや不幸に対して抱く強い同情や関心であり、多くの場合、その苦痛を軽減させたいという願いを伴う感情
"He felt great compassion for the homeless people living on the street."
彼は路上で生活するホームレスの人々に対して、深い慈悲の心を感じた。