keloid
keloidは、皮膚の損傷が治癒する過程で、コラーゲンなどの線維組織が過剰に増殖し、元の傷の範囲を超えて盛り上がった瘢痕(はんこん)組織を指します。医学的な文脈で使われる専門用語ですが、一般的に盛り上がった傷跡として認識されています。
肥厚性瘢痕との違い
似た状態にhypertrophic scar(肥厚性瘢痕)がありますが、これらは明確に区別されます。hypertrophic scarは傷の範囲内に留まって盛り上がるのに対し、keloidは元の傷の境界線を越えて周囲の正常な皮膚にまで広がっていくのが特徴です。また、hypertrophic scarは時間の経過とともに自然に平坦化することがありますが、keloidは自然に消えることは稀であり、治療が必要な場合が多いです。
臨床的な特徴と注意点keloidは体質的になりやすい人がおり、特に耳たぶへのピアス穴や胸元、肩などの部位に発生しやすい傾向があります。また、単なる皮膚の盛り上がりだけでなく、強い痒みや痛み、あるいは皮膚が引っ張られる感覚を伴うことがあります。治療法としては、ステロイド注射やレーザー治療などが一般的ですが、不適切な切除手術を行うと、かえってさらに大きなkeloidを誘発するリスクがあるため、専門的な判断が重要となります。
意味
元の傷の範囲を超えて増殖した異常な瘢痕組織のこと
The patient developed a thick keloid on their shoulder after the surgery.
手術後、患者の肩に厚いケロイドができた。
ケロイドの形成に関連する、またはそれを特徴とする状態
The surgeon discussed the risk of a keloid scar during the consultation.
外科医は診察中にケロイド瘢痕のリスクについて説明した。