granuloma
granulomaは医学的な専門用語であり、日本語では肉芽腫と訳されます。これは、体内の免疫系が細菌や異物などの刺激物質を完全に排除できない場合に、それらを封じ込めて周囲に拡散させないように形成される小さな結節状の炎症領域を指します。一般的な炎症が一時的な赤みや腫れを伴うのに対し、granulomaは慢性的な経過をたどり、組織が結節状に盛り上がるという構造的な特徴があります。
臨床的な文脈とニュアンス
この言葉は主に病理学や診断学の文脈で使用されます。例えば、結核などの感染症や、サルコイドーシスのような非感染性の炎症性疾患で見られる特徴的な所見として言及されます。日常会話で使われることはまずなく、医師が診断書や検査報告書で組織に肉芽腫が認められると記述する際に用いられる非常に硬い表現です。
混同しやすい用語との違い
日本語の肉芽(にくげ)という言葉と混同しないよう注意が必要です。創傷治癒の過程で現れる赤い組織である granulation tissue(肉芽組織)は、組織の修復・再生を目的とした正常な反応です。一方で granuloma(肉芽腫)は、異物を封じ込めるための腫瘤(しゅりゅう)であり、病的な状態や慢性的な炎症反応を指します。
❌ 傷口に赤い肉芽腫ができている(正しくは granulation tissue)
✅ 肺の生検で肉芽腫が確認された(正しくは granuloma)
Used to count individual nodules of inflammatory tissue found during a medical exam.
意味
免疫系が排除できない持続的な刺激物質によって引き起こされる、体内の小さな炎症領域
The biopsy revealed a granuloma in the lung tissue.
生検の結果、肺組織に肉芽腫が認められた。