D
Dicread
HomeDictionaryPpartition coefficient

partition coefficient

分配係数
名詞
複数形: partition coefficients

partition coefficientは、ある物質が互いに混じり合わない二つの液体(通常は水と有機溶媒)の間でどのように分布するかを示す指標です。この値が高いほど、その物質は有機相に溶けやすく、親油性が高いことを意味します。化学や薬学の分野では、薬物が細胞膜(脂質二重層)を通過して体内に吸収される効率を予測するための極めて重要なパラメータとして利用されます。

親油性と親水性の評価

実務上、最も一般的に用いられるのがオクタノールと水の分配係数であるlog Pです。この値を用いることで、物質の性質を以下のように判断します。

log Pが正で値が大きい場合:親油性が高く、脂溶性の物質である。
log Pが負で値が小さい場合:親水性が高く、水溶性の物質である。

このように、単なる濃度比ではなく対数表記を用いることで、広範囲な親油性の差を簡潔に表現し、比較することが可能になります。

分配係数と分布係数の違い

混同されやすい概念にdistribution coefficient(分布係数)があります。partition coefficientは、溶質が電離していない状態(非解離形)での濃度比を指しますが、distribution coefficientは電離している形態も含めた全濃度比を指します。

例えば、酸性や塩基性の薬物はpHによって電離状態が変化するため、実際の生体内挙動を解析する際には、特定のpH条件下でのdistribution coefficientを考慮する必要があります。

意味

名詞分配係数

平衡状態にある二つの混じり合わない相における溶質の濃度比のこと

The octanol-water partition coefficient is used to estimate the lipophilicity of a drug molecule.

オクタノール水分配係数は、薬物分子の親油性を推定するために用いられる。

関連語

Last Updated: July 13, 2026Report an Error