flintlock
flintlockは、16世紀から19世紀にかけて主流だった銃器の点火方式を指します。火打ち石(フリント)を鋼鉄の部品に叩きつけて火花を出し、それを火薬皿に導いて点火させる仕組みです。現代の打撃式点火(パーカッションキャップ)やカートリッジ式とは異なり、点火までに時間がかかり、雨などの湿気に弱いという特徴があります。
歴史的文脈と用語の使い分け
この言葉は、点火機構そのものを指す場合と、その機構を備えた銃器全体(マスケット銃やピストルなど)を指す場合の両方で使われます。歴史小説や時代劇、あるいは博物館の展示などで頻繁に登場する用語であり、特にナポレオン戦争時代の軍隊が使用していた武器をイメージさせる言葉です。
他の点火方式との比較
matchlock(火縄銃):火打ち石ではなく、燃え続ける火縄を火薬に接触させるより古い方式です。
percussion lock(打撃式点火装置):火打ち石の代わりに、衝撃に反応して爆発するキャップを使用する、より信頼性の高い後継方式です。
このように、flintlockは火縄銃から近代的な銃器へと移行する中間の技術的段階を象徴する言葉として位置づけられています。
意味
火打ち石で鋼鉄を叩いて火花を散らし、火薬に点火する仕組みを持つマスケット銃やピストルなどの銃器のこと
The soldier gripped his flintlock tightly during the skirmish.
兵士は小競り合いの間、火打ち石式銃をしっかりと握りしめていた。
ハンマー、火打ち石、およびフリゼンで構成される銃器の特定の点火機構のこと
The flintlock was rusted and failed to spark when the trigger was pulled.
その火打ち石式点火装置は錆びついており、引き金を引いても火花が出なかった。