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bile salt

胆汁酸塩
名詞
複数形: bile salts

bile saltは、肝臓で合成され胆汁中に分泌されるステロイド誘導体であり、主に消化管内での脂質消化を助ける役割を担っています。化学的には両親媒性(親水性と親油性の両方の性質を持つこと)を有しており、これが天然の界面活性剤として機能する鍵となります。

乳化作用と消化のメカニズム

bile saltの最大の役割は、水に溶けにくい脂肪分を小さな粒子に分解して分散させる乳化を行うことです。これにより、膵液に含まれる消化酵素であるリパーゼが脂肪に接触しやすくなり、効率的に分解が進みます。また、分解された脂肪酸やモノグリセリドを包み込んでミセルという構造を形成し、小腸壁への吸収を促進します。

胆汁酸との関係と生理的意義

しばしばbile acid(胆汁酸)と混同されますが、厳密にはbile acidが共役(アミノ酸と結合)して塩の形態になったものがbile saltです。生体内ではこの塩の形態である方が水溶性が高く、十二指腸などの消化管内での活性が高まります。もしbile saltの分泌が不足すると、脂肪の吸収不全が起こり、脂肪便などの症状が現れることがあります。

意味

名詞胆汁酸塩

肝臓でコレステロールから誘導され、胆汁中に分泌されるステロイド酸。生物学的界面活性剤として機能し、小腸内で脂肪を乳化させて消化を促進する

The secretion of bile salt is essential for the absorption of dietary lipids.

食事由来の脂質の吸収には、胆汁酸塩の分泌が不可欠である。

関連語

Last Updated: May 2026Report an Error