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ansa cervicalis

頸神経環
名詞

ansa cervicalisは、解剖学的に非常に特徴的なループ状の構造を持つ神経叢です。この神経は、頸神経叢の第一頸神経から派生する上根と、第二および第三頸神経から派生する下根が合流して形成されます。主に肩甲舌骨筋群に運動神経を供給しており、喉の構造的な安定や嚥下、発声に関わる筋肉の制御において重要な役割を果たしています。

臨床的な重要性と解剖学的変動

外科手術、特に頸動脈内膜剥離術や頸部の切開を伴う処置において、この神経を正確に特定することは極めて重要です。誤って損傷させると、喉の筋肉の麻痺や機能低下を招く可能性があるためです。また、ansa cervicalisは個人によって形態的な差異(解剖学的変異)が生じやすく、ループの形状や合流地点が異なる場合があるため、術中の慎重な確認が求められます。

用語の使い分けと注意点

医学的な文脈では、英語の名称であるansa cervicalisまたは日本語の訳語である頸神経環が使用されます。この用語は純粋に解剖学的な構造を指すため、一般的な神経という言葉よりも限定的な範囲を指します。例えば、頸部全体の神経系を指す場合にはcervical plexus(頸神経叢)というより広範な用語が使われますが、特定のループ構造に焦点を当てる場合には必ずansa cervicalisが用いられます。

意味

名詞頸神経環

頸部にあるループ状の神経構造で、上根(第一頸神経から)と下根(第二および第三頸神経から)の結合によって形成され、肩甲舌骨筋群に運動神経を供給すること

The surgeon carefully identified the ansa cervicalis to avoid nerve damage during the carotid endarterectomy.

外科医は頸動脈内膜剥離術中の神経損傷を避けるため、頸神経環を慎重に特定した。

関連語

Last Updated: May 2026Report an Error