respiration
生物学的な呼吸の概念
respiration は、日本語で単に呼吸と訳されますが、英語では大きく分けて二つの異なるレベルの現象を指します。一つは、肺や鰓を使って空気や水から酸素を取り込み、二酸化炭素を排出する物理的な呼吸(外呼吸)です。もう一つは、細胞レベルで栄養素を分解してエネルギー(ATP)を生成する化学的な細胞呼吸(内呼吸)です。
日常会話で息を吸う・吐くという動作を指す場合は breathing が一般的であり、respiration はより医学的、生物学的な専門用語として使われる傾向があります。
混同しやすい表現との違い
breathing: 物理的な呼吸動作に焦点を当てた言葉です。例えば、深く息を吸うと言うときは take a deep breath と言い、respiration は使いません。
ventilation: 医学的な文脈で、肺に空気を送り込む換気を指します。respiration がガス交換という生物学的プロセス全体を指すのに対し、ventilation は空気の出入りという機械的な動きを強調します。
文脈による使い分けの例
医療現場での観察:The patient's respiration is irregular.(患者の呼吸が不規則である。)
生物学の講義:Cellular respiration occurs in the mitochondria.(細胞呼吸はミトコンドリアで行われる。)
意味
酸素を吸い込み、二酸化炭素を吐き出す呼吸の過程
"The patient's respiration was shallow and rapid."
患者の呼吸は浅く速かった。
細胞内で酸素を用いてグルコースを分解し、エネルギーを放出させる化学的過程
"Cellular respiration is essential for the survival of all aerobic organisms."
細胞呼吸は、すべての好気性生物の生存に不可欠である。