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vimentin

ビメンチン
名詞

vimentinは、主に間葉系細胞に特異的に発現する中間径フィラメントの一種です。細胞の形状を維持し、外部からの物理的な圧力に対する機械的な耐性を与えることで、細胞の構造的な安定性を確保する重要な役割を担っています。

生物学的意義とマーカーとしての利用

このタンパク質は、特にがん研究や病理診断において非常に重要な指標となります。通常の上皮細胞では発現していませんが、上皮細胞が間葉系細胞のような性質を獲得する上皮間葉転換というプロセスが起こると、vimentinが強く発現します。そのため、腫瘍細胞が浸潤能や転移能を獲得したことを示すバイオマーカーとして頻繁に利用されます。

他のフィラメントとの比較

細胞骨格を構成する他の成分であるkeratin(ケラチン)との対比が重要です。keratinが主に上皮細胞に分布するのに対し、vimentinは線維芽細胞や内皮細胞などの間葉系細胞に分布します。このため、組織切片の免疫染色において、どちらのタンパク質が検出されるかを確認することで、細胞の由来や分化状態を判別することが可能です。

意味

名詞ビメンチン

間葉系細胞の細胞骨格に存在する中間径フィラメントタンパク質の一種で、細胞に構造的な支持と機械的な耐性を提供すること

The expression of vimentin is often used as a marker for epithelial-mesenchymal transition in cancer cells.

がん細胞における上皮間葉転換のマーカーとして、ビメンチンの発現がしばしば利用される。

関連語

Last Updated: May 2026Report an Error