veto
vetoは、単に何かを断るのではなく、権限を持つ者が決定的な力を用いて提案や法案を無効にするという、非常に強い権限を伴う言葉です。政治的な文脈で使われることが多く、公式な手続きを経て拒否権を行使する際に用いられます。
拒否の強さと権限の違い
日常的な拒否を意味する refuse や reject とは異なり、veto は法的な根拠や憲法上の権利に基づいた拒否であることを強調します。例えば、友人の誘いを断る際に veto を使うと、まるで自分が絶対的な権力を持って相手の行動を禁止するかのような、不自然に大げさな響きになります。比喩的に日常会話で使われる場合は、(家族の決定に対して)強い反対を唱えるといった、冗談混じりの権限誇示として機能することがあります。
日本語の拒否権との使い分け
日本語でも拒否権という言葉を使いますが、英語の veto は名詞としてだけでなく、動詞としても頻繁に活用されます。特に政治的な議論において、法案を拒否するという動作を表現する際に非常に便利な単語です。また、国際連合の安全保障理事会における常任理事国の権限など、特定の制度的な枠組みを指す際にも不可欠な表現となります。
Countable when referring to a specific instance of rejection (he issued two vetoes). Uncountable when referring to the general legal authority (the power of veto).
意味
立法機関による決定や提案を拒否できる憲法上の権利
The president decided to exercise his veto on the new healthcare bill.
大統領は新しい医療法案に対して拒否権を行使することに決めた。
決定、提案、または法案を拒否する権利を行使すること
The governor is expected to veto the proposed tax increase.
知事は提案された増税案を拒否すると予想されている。
拒否権を用いて提案を退けること
If the council votes in favor, the mayor may still choose to veto.
評議会が賛成に投票しても、市長は依然として拒否権を行使する場合がある。