mishandle
mishandleは、物理的な物への不注意な扱いと、状況や人間関係における不適切な管理という、大きく分けて二つの異なる文脈で使用されます。日本語ではどちらも扱いを誤ると訳せますが、英語ではその対象によってニュアンスが明確に分かれます。
物理的な扱いと管理上の不手際
物理的な物体に対して使う場合は、不注意に触れたり、乱暴に運んだりして、結果的に物を壊したり損傷させたりすることを指します。一方で、組織の運営や危機管理、あるいは人の感情的な扱いについて使う場合は、能力不足や判断ミスによって状況を悪化させることを意味します。
物理的な例:mishandle the equipment(装置を乱暴に扱う)
管理上の例:mishandle a crisis(危機への対応を誤る)
類義語との使い分けmishandleは、単なる間違いよりも、管理責任や取り扱い上の不備というニュアンスが強い言葉です。例えば、mistakeは単純な誤りを指しますが、mishandleは適切に扱うべきだったのに、その能力や配慮が欠けていたという責任追及に近い響きが含まれます。
また、mismanageと非常に近い意味を持ちますが、mismanageは主にビジネスや政治などの組織的な管理(マネジメント)に特化して使われるのに対し、mishandleは物理的な物から抽象的な状況まで、より幅広い扱い全般に適用できる汎用性の高い単語です。
注意すべき表現
日本語のハンドリングというカタカナ語は、主に車の操作感やビジネス上の調整を指して使われますが、英語のhandle(およびその否定形であるmishandle)は、より直接的な手で触れることや事態に対処することを意味します。そのため、単に調整がうまくいかなかったと言いたい時にmishandleを使うと、相手に能力不足で台無しにしたという強い否定的な印象を与える可能性があるため、文脈に応じて慎重に選択してください。
意味
状況、人物、または組織を、無能な方法や不適切な方法で管理または処理すること
The government mishandled the crisis, leading to widespread public anger.
政府はこの危機への対応を誤り、広範な国民の怒りを招いた。
物理的な物体を不注意に、あるいは不適切に扱い、しばしば破損させること
The courier mishandled the package, and the fragile contents were shattered.
配送業者が荷物を乱暴に扱ったため、壊れやすい中身が粉々に砕けてしまった。