malpractice
malpracticeは、単なる間違いやミスではなく、専門的な資格を持つ者が、守るべき標準的な手順や倫理規定を怠ったことで発生した不適切な行為を指します。特に医療現場での過失を指すことが多く、日本語では医療過誤や医療ミスと訳されますが、法的な文脈では、専門家としての注意義務を怠ったという責任追及のニュアンスが強く含まれます。
専門職への限定的な使用
この単語は、医師、弁護士、会計士などの高度な専門知識を持つ専門職(プロフェッショナル)にのみ使用されます。例えば、事務員が書類を書き間違えた場合には mistake や error を使いますが、医師が手術で誤った部位を切開した場合には malpractice が適切です。単なる不注意ではなく、専門家としてあるべき基準(Standard of Care)を満たさなかったという点が重要です。
❌ The clerk committed malpractice by misspelling the name.(事務員が名前を書き間違えたことは、専門職の過失とは言えません)
✅ The surgeon was sued for medical malpractice.(その外科医は医療過誤で訴えられた)
類義語との使い分けnegligence(過失)という言葉と混同されやすいですが、negligence は誰にでも起こりうる不注意や怠慢を広く指すのに対し、malpractice は専門的な職務遂行における過失に特化した言葉です。つまり、すべての malpractice は negligence の一種と言えますが、すべての negligence が malpractice になるわけではありません。
文法的な注意点
不可算名詞として扱われることが一般的です。特定の事例を指して一つの過失と言いたい場合は、an act of malpractice や a case of malpractice のように表現します。
意味
特に医師や弁護士などの専門職による、負傷や損失を招く違法または非倫理的な業務上の行為
The surgeon was sued for medical malpractice after the operation failed.
手術が失敗した後、その外科医は医療過誤で訴えられた。