fusional
fusionalは、言語学において複数の文法的な意味(格、数、性など)が一つの形態素に凝縮されている状態を指します。例えば、ある単語の語尾一つが男性・単数・主格という三つの情報を同時に担っている場合、それは融合的な性質を持っていると言えます。
膠着言語との対比fusionalな言語(融合言語)の最大の特徴は、個々の文法要素を切り離して抽出することが困難な点にあります。これに対し、agglutinative(膠着的な)言語では、一つの形態素が原則として一つの意味だけを持ち、それらが数珠つなぎに結合するため、境界線が明確です。例えば、日本語のように助詞を一つずつ付け足していく形式は膠着的な性質が強く、ラテン語やドイツ語のように一つの語尾に複数の意味が溶け込んでいる形式は融合的な性質が強いとされます。
分析的言語との違い
また、analytic(分析的な)言語との違いも重要です。分析的な言語では、文法的な関係を語順や独立した機能語(前置詞など)で表現しますが、fusionalな言語では、単語自体の形態変化(屈折)によってそれらを表現します。したがって、fusionalという言葉は、単に結合しているということではなく、複数の機能が不可分に統合されているというニュアンスを強調します。
意味
格、数、性などの複数の文法範疇が単一の形態素に同時に統合されている言語形式に関する様子
Latin is a classic example of a fusional language because its case endings often combine gender, number, and case into one suffix.
ラテン語は、格語尾に性、数、格がしばしば一つの接尾辞に組み合わさっているため、融合言語の典型的な例である。