infix
infixは、言語学やコンピューターサイエンスという専門的な文脈で主に使われる用語です。一般的な日常会話で使われることは稀であり、基本的には構造的な挿入や中間配置を指します。言語学においては、接頭辞や接尾辞とは異なり、単語の内部に組み込まれる要素を指すため、非常に限定的な言語構造に見られる現象を説明する際に用いられます。
計算機科学における表記法
プログラミングや数学の文脈では、演算子がオペランド(被演算子)の間に配置される形式をinfix notation(中置記法)と呼びます。これは私たちが日常的に使う 1 + 2 のような形式です。これに対し、演算子が前に来る + 1 2 は prefix(前置記法)、後ろにくる 1 2 + は postfix(後置記法)と呼ばれます。このように、infixは単に真ん中にあるという位置関係を定義する重要な概念です。
日本語学習者が注意すべき点
日本語では挿入という言葉が幅広く使われますが、英語のinfixは単なる付け加えではなく、特定の構造的なルールに基づいた内部への配置を意味します。例えば、単に文章の途中に言葉を挟むことをinfixとは呼びません。また、カタカナでインフィックスと表記されることもありますが、これは主に技術文書や専門書に限られます。一般的な文脈で挿入すると言いたい場合は、insertなどのより汎用的な単語を使用するのが適切です。
意味
語の最初や最後ではなく、語幹の内部に挿入されて意味や機能を変化させる要素
The word in-fill contains an infix that alters the root structure.
`in-fill`という単語には、語根の構造を変化させる接中辞が含まれている。
形態素や特定の文字配列を、単語やデータ列の中間に挿入すること
The programmer decided to infix a unique identifier into the existing variable name to avoid conflicts.
プログラマーは、衝突を避けるために既存の変数名に固有の識別子を挿入することに決めた。