crown ether
クラウンエーテル
名詞
複数形: crown ethers
crown etherは、その構造が王冠に似ていることから名付けられた環状ポリエーテルです。最大の特徴は、環の中央に空洞を持っており、そこに特定のサイズの金属イオンをぴったりとはめ込むことができる点にあります。このため、特定のイオンだけを効率的に取り出すホスト・ゲスト化学の代表的な例として知られています。
選択的結合のメカニズムcrown etherの環の大きさと、結合させたい金属イオンの半径が一致したときに、最も安定した錯体が形成されます。例えば、18-クラウン-6はカリウムイオンに対して非常に高い親和性を示します。このように、イオンの大きさに合わせて環のサイズを選択することで、混合溶液の中から特定の金属イオンのみを選択的に抽出したり、溶解させたりすることが可能です。
化学的な応用と利点
この化合物は、通常は水にしか溶けない無機塩を、有機溶媒に溶かすための相間移動触媒として広く利用されています。これにより、本来であれば反応し得ない異なる相にある物質同士を反応させることができ、有機合成化学において非常に重要な役割を果たしています。また、イオンの輸送やセンサー開発など、高度な化学分析の分野でも活用されています。
意味
名詞クラウンエーテル
エチレンオキシド単位の環からなり、環の空洞に対するイオンの大きさに応じて、特定の金属イオンを選択的に結合させることができる環状化学化合物
The chemist used a crown ether to sequester potassium ions from the solution.
化学者は、溶液からカリウムイオンを隔離するためにクラウンエーテルを使用した。
関連語
macrocyclechelationcomplexligandhostguestioncationanionpotassiumsodiumlithiumoxygencarbonetherpolyethercyclicringmoleculesolubilitysolventphasetransfercatalystcatalysiscoordinationgeometrybondaffinityselectivitystabilityequilibriumthermodynamicsentropyenthalpyelectrostaticsdipolepolarityhydrophilichydrophobiclipophilicorganicinorganicchemistrysynthesisreagentprecipitatesolutionconcentrationmolaritystoichiometryvalenceorbitalhybridizationconformationstericschargeradiussizecavityinclusioncryptandcrowncycle