about
/əˈbɛʊt/
about は、文脈によって主題(〜について)、概数(約)、周辺(付近に)という大きく異なる3つの意味を持ちます。日本語ではそれぞれ異なる言葉で訳されますが、英語では共通して中心点から少し外れた、あるいは中心を囲むような感覚という核心的なイメージを持っています。
主題と概数の使い分け
最も頻繁に使われるのは、ある話題を提示する際の about です。これは concerning や regarding よりもカジュアルな表現であり、日常会話からビジネスメールまで幅広く使われます。一方で、数値を修飾して約という意味で使う場合は、approximately よりも口語的です。
話題の提示: Tell me about your family.(家族について教えてください。)
概数の提示: It takes about ten minutes.(約10分かかります。)
位置や状態の曖昧さ
物理的な場所や状態について使う場合、about は正確にその地点ではなく、その周辺をあいまいに動き回っているあるいはその付近に存在しているというニュアンスを含みます。例えば walking about the room と言うと、部屋の中を目的なくあちこち歩き回っている様子を表します。これは、特定の方向へ向かう around とは異なり、よりランダムで方向性のない動きを強調します。
注意すべき表現と混同
特に注意が必要なのは be about to という熟語です。この場合の about は概数や主題とは全く異なり、今まさに〜しようとしているという直近の未来を表します。また、日本語の〜についてという訳に引っ張られて、あらゆる場面で about を使いがちですが、よりフォーマルな文書や、特定の法的・専門的な文脈では regarding や pertaining to が好まれます。
❌ I am writing about the contract.(間違いではありませんが、ビジネス文書としてはカジュアルすぎます。)
より適切な表現: I am writing regarding the contract.(契約に関してご連絡しております。)
意味
ある主題に関して。または、〜に関する
We had a long discussion about the new project.
私たちは新しい計画について長い議論をした。
おおよそ。または、ほぼ
The journey takes about three hours.
その旅には約3時間かかる。
特定の方向なく動き回っている状態。または、ある場所に存在している様子
There were several people about when the incident occurred.
その事件が起きたとき、そこには数人の人がいた。