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thixotropy

チクソトロピー
名詞

thixotropyは、物理的な刺激(せん断応力)によって粘度が低下し、静止状態に戻ると再び元の粘度に戻るという、時間依存的な流動特性を指します。この性質を持つ物質は、かき混ぜたり振ったりすると液体のように扱いやすくなりますが、放置するとゲル状に固まるため、工業的な用途で非常に重宝されます。

実用的な応用例

最も身近な例は塗料やネイルポリッシュです。これらの製品にthixotropyが組み込まれている理由は、筆で塗る際には滑らかに広がり(低粘度)、壁や爪に塗布した後は垂れずにその場に留まる(高粘度)必要があるためです。また、ケチャップなどの食品や、一部の化粧品、さらには地盤工学における泥水の挙動など、幅広い分野でこの特性が利用されています。

類似概念との違い

pseudoplasticity(擬塑性)とも混同されやすいですが、決定的な違いは時間依存性の有無にあります。擬塑性は力を加えた瞬間に粘度が下がりますが、thixotropyの場合は、力を加え続けている時間に応じて徐々に粘度が低下し、また元の状態に戻るまでにも一定の時間を要します。つまり、thixotropyは単なる応力への反応ではなく、構造の破壊と回復という時間的なプロセスを伴う現象である点が特徴です。

意味

名詞チクソトロピー

特定のゲルや流体が、通常の状態では粘り気が強いが、振ったりかき混ぜたり、その他の応力を加えると液体のように流れる性質

The paint was formulated with high thixotropy to prevent it from dripping while still spreading easily with a brush.

その塗料は、筆で簡単に塗り広げられる一方で、垂れを防ぐために高いチクソトロピー性を持つように調合されていた。

関連語

Last Updated: July 8, 2026Report an Error