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sphingomyelin

スフィンゴミエリン
名詞

sphingomyelinは、生体膜の構成成分であるスフィンゴ脂質の一種であり、特に中枢神経系および末梢神経系の髄鞘(ずいしょう)に高濃度で存在しています。この物質は、神経細胞の軸索を絶縁することで、電気信号である活動電位が跳躍伝導することを可能にし、情報の伝達速度を劇的に向上させる役割を担っています。

生物学的機能と構造的特徴

構造的には、スフィンゴシンというアミノアルコールに脂肪酸が結合したセラミドに、リン酸コリンが結合した形態をしています。この特有の構造により、細胞膜に強固なバリアを形成し、細胞内外の物質輸送や信号伝達を制御する重要な役割を果たしています。また、sphingomyelinは単なる構造材ではなく、細胞内シグナル伝達に関与する前駆体としても機能します。

臨床的意義と代謝

sphingomyelinの代謝過程において、特にsphingomyelinaseという酵素の欠損や機能不全が起こると、細胞内にこの脂質が異常に蓄積します。これにより、ニーマン・ピック病などのリソソーム蓄積症と呼ばれる遺伝性疾患が引き起こされます。このように、sphingomyelinの適切な分解と合成のバランスは、神経系の正常な機能維持に不可欠です。

意味

名詞スフィンゴミエリン

動物の細胞膜に含まれるスフィンゴ脂質の一種で、特に神経細胞の軸索にある髄鞘に豊富に存在する

The degradation of sphingomyelin by the enzyme sphingomyelinase is a key step in signal transduction.

スフィンゴミエリナーゼという酵素によるスフィンゴミエリンの分解は、信号伝達における重要な段階である。

関連語

Last Updated: May 2026Report an Error