let
let は、相手に何かをすることを許すあるいは容認するというニュアンスを持つ動詞です。似た意味を持つ allow や permit と比較すると、let はより日常的でカジュアルな表現であり、強制力や厳格なルールよりも、単にやりたいようにさせるという寛容な態度や、障害を取り除いて可能にするという感覚が強い言葉です。
例えば、親が子供にゲームをすることを許す場合や、誰かが部屋に入るのを許す場合など、日常の何気ない許可の場面で頻繁に使われます。一方で allow はより形式的で、規則や権限に基づいた許可を指す傾向があります。
文法的な構造と注意点let の最大の特徴は、let + 目的語 + 動詞の原形 という形をとることです。このとき、動詞の前に to を入れてはいけません。これは日本語の〜させるという使役表現に近い構造ですが、強制的に何かをさせるのではなく、本人が望むことを妨げないという方向性の使役である点に注意してください。
❌ let him to go
✅ let him go(彼を行かせてください/彼を解放してください)
多義的な用法と文脈let には許す以外に、不動産などを貸し出すという意味があります。これは let out という形で使われることが多く、特にイギリス英語で一般的です。アメリカ英語では rent が主に使われます。
また、感情や音などを発するという意味でも使われます。例えば let out a scream(悲鳴を上げる)のように、内側に溜まっていたものを外に放出するイメージで用いられます。
カタカナ語との混同について
日本語でレットという言葉は、テニスのレット(サーブがネットに触れてやり直すこと)などの専門用語として使われますが、英語の let とは全く異なる概念です。また、ビジネスシーンでレター(letter)と聞き間違えやすい点にも注意してください。英語の let はあくまで許可や放出に関連する動詞であり、名詞としての手紙とは関係ありません。
意味
誰かが何かをすることを許可する、または容認する
Please let me go to the party.
私をパーティーに行かせてください。
不動産を他の人に賃貸する
He decided to let his spare room to a student.
彼は予備の部屋を学生に貸し出すことに決めた。
物質や感情を放出する、または出す
She let out a loud scream of frustration.
彼女は欲求不満から大きな悲鳴を上げた。