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synthone

シンソン
名詞
複数形: synthones

synthoneは、有機化学の逆合成解析において、実際の分子ではなく、理論上の構造単位として定義される概念です。標的分子を仮想的に切断した際に生じる、特定の反応性を想定した断片を指します。これは実際の化学物質ではなく、どのような化学反応を用いて分子を構築すべきかを計画するための設計図のような役割を果たします。

シンソンと合成等価体

synthoneを理解する上で最も重要なのは、synthetic equivalent(合成等価体)との違いです。synthoneはあくまで理論上の断片(例えば、正電荷を持つ炭素原子など)であり、そのままでは試薬として存在しません。実際に実験室で使用する具体的な化学物質がsynthetic equivalentです。例えば、アシルシンソンという理論的な断片を実際に導入したい場合、酸塩化物などの具体的な試薬を選択することになります。

逆合成解析における役割

逆合成解析では、複雑な標的分子から出発して、単純な原料へと遡ります。この過程で分子を仮想的に切断し、どの部分をsynthoneとして定義するかを決定することで、効率的な合成ルートを導き出します。これにより、化学者はどの結合を形成し、どの官能基を導入すべきかを論理的に判断することが可能になります。

意味

名詞シンソン

逆合成解析において、原子と結合の特定の配置を表すために用いられる、分子の仮想的な構造断片のこと

The chemist identified a three-carbon synthone as the key building block for the target molecule.

化学者は、標的分子の主要な構成単位として、炭素3つのシンソンを特定した。

関連語

Last Updated: May 2026Report an Error